英語の月と曜日は、順番に言えば出てくるのに、会話の中で突然「11月って何だっけ」「水曜日のスペルはどう書くんだった」と止まってしまう単語です。日本語なら数字と漢字1文字で済むものが、英語ではすべて別の単語だからです。

この記事のまとめ・結論

英語の月と曜日は、意味のない文字列として丸暗記しようとすると覚えにくい単語です。January や Wednesday という単語は、神話の神や天体、実在の人物の名前が形を変えて残ったものです。

由来を知ると「なぜこの綴りなのか」が納得できて記憶に残ります。そのうえで歌・単語カード・会話を組み合わせれば、12ヶ月と7曜日は着実に定着します。

この記事でわかること
  • 1月〜12月と月曜〜日曜の英語・略称・カタカナ読みが一覧で確認できる
  • 月名と曜日名の由来がわかり、覚えにくいスペルの理由が納得できる
  • 歌・単語カード・会話を使った4つの暗記法がわかる
 

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1. 英語の月(1月〜12月)と曜日の一覧

まずは覚える対象を全部見ておきましょう。月が12個、曜日が7個で、合わせて19個の単語です。

1月〜12月の英語と略称

1月〜12月の英語・略称・カタカナ読み
月 英語 略称 カタカナ読み
1月 January Jan. ジャニュアリー
2月 February Feb. フェブラリー
3月 March Mar. マーチ
4月 April Apr. エイプリル
5月 May May メイ
6月 June Jun. ジューン
7月 July Jul. ジュライ
8月 August Aug. オーガスト
9月 September Sep. / Sept. セプテンバー
10月 October Oct. オクトーバー
11月 November Nov. ノーヴェンバー
12月 December Dec. ディセンバー

各月の発音記号や、「8月に」は in August・「8月15日に」は on August 15 と変わる前置詞の使い分けは、こちらで解説しています。

月曜日〜日曜日の英語と略称

月曜日〜日曜日の英語・略称・カタカナ読み
星期 英語 略称 カタカナ読み
月曜日 Monday Mon. マンデイ
火曜日 Tuesday Tue. / Tues. チューズデイ
水曜日 Wednesday Wed. ウェンズデイ
木曜日 Thursday Thu. / Thurs. サーズデイ
金曜日 Friday Fri. フライデイ
土曜日 Saturday Sat. サタデイ
日曜日 Sunday Sun. サンデイ

火曜日と木曜日は3文字で区別しにくいため、Tues. や Thurs. のように4〜5文字で略すこともあります。

曜日はすべて末尾が「-day」で終わるので、実際に覚えるのはその前の部分だけです。Sun、Mon、Tues、Wednes、Thurs、Fri、Sat の7つと考えると、負担がぐっと軽くなります。

2. 英語の月の名前の由来【1月〜12月】

英語の月名の多くは、古代ローマで使われていた月名に由来します。神・儀式・人物などにちなんだ月と、古代ローマの数詞に由来する月があります。

月名の由来一覧
月 英語 由来
1月 January 門の神ヤヌス(Janus)
2月 February 清めの儀式フェブルア(Februa)
3月 March 軍神マルス(Mars)
4月 April ラテン語の Aprilis(その先は諸説あり)
5月 May 豊穣の女神マイア(Maia)
6月 June ラテン語の Junius(女神ユノ説が有力)
7月 July ユリウス・カエサル(Julius Caesar)
8月 August 皇帝アウグストゥス(Augustus)
9月 September ラテン語の septem(7)
10月 October ラテン語の octo(8)
11月 November ラテン語の novem(9)
12月 December ラテン語の decem(10)

9月〜12月だけ数字が2つずれている理由

表を見て「9月なのに7、10月なのに8」と違和感を持った方は、鋭いところに気づいています。

古代ローマの伝承では、初期の暦は3月から始まる10ヶ月の暦だったとされています。農耕に適さない冬の期間は、月に割り当てられていなかったと考えられています。3月を1番目と数えると、9月はちょうど7番目、10月は8番目になります。

その後、January と February が加わり、さらに年の始まりが January へ移ったことで、September〜December は現在の9月〜12月の位置になりました。しかし名前はそのまま残ったため、数字とのずれが生じています。

September・October・November・December は、英語ではすべて語尾が「-ber」で揃っています。「9月から12月は -ber の4兄弟」とまとめて覚えると便利です。

なお、8本足のタコを意味する octopus や八角形の octagon にも「8」を表す oct-/octo- が見られます。October=8番目だったことを思い出すヒントになります。

1月〜8月は神・儀式・人物などが由来

1月から8月までは、神の名前だけでなく、儀式の名称や実在の人物にちなんだものが混ざっています。

7月の July はユリウス暦を定めたユリウス・カエサル、8月の August はその後継者である初代ローマ皇帝アウグストゥスを称えて改称された月です。この2ヶ月だけは「神ではなく実在の人物の名前」と覚えておくと区別しやすくなります。

6月の June は、結婚を守護する女神ユノ(Juno)にちなむという説が広く知られています。6月に結婚する花嫁が幸せになるという「ジューンブライド」の言い伝えも、この説と結びつけて語られてきました。

2月の February は神ではなく、古代ローマで2月に行われていた清めの儀式フェブルア(Februa)が由来です。4月の April はラテン語の Aprilis に由来しますが、その先の語源には諸説あり、確定していません。

3. 英語の曜日の名前の由来【月曜〜日曜】

曜日の由来は、月名より少し複雑です。天体の名前と、北欧・ゲルマン神話の神の名前が混ざっているからです。

曜日名の由来一覧
星期 英語 由来
日曜日 Sunday 太陽(Sun)
月曜日 Monday 月(Moon)
火曜日 Tuesday ゲルマン神話の軍神ティウ(Tiw/北欧の Tyr)
水曜日 Wednesday ゲルマン神話の主神ウォーデン(Woden/北欧の Odin)
木曜日 Thursday 北欧神話の雷神トール(Thor)
金曜日 Friday 女神フリッグ(Frigg)
土曜日 Saturday ローマ神話の農耕神サトゥルヌス(Saturn)

まず覚えられるのはSunday・Monday・Saturdayの3つ

この3つは、日本語の「日曜」「月曜」「土曜」と意味が一致しているので迷いません。

  • Sunday = Sun(太陽)+ day
  • Monday = Moon(月)+ day
  • Saturday = ローマ神話の農耕神 Saturn の日

Sunday と Monday は、太陽と月がそのまま単語に入っています。Saturday は古英語の sæterndæg(Saturn の日)に由来し、この Saturn は英語で土星の名称でもあるため、日本語の「土曜」と結びつけて覚えられます。

7つのうち3つはこれで片付きます。

残る4つは日本語の曜日名と対応している

火・水・木・金の4曜日は、英語では神の名前になっているため、一見すると日本語と無関係に見えます。ところが惑星を介すると、きれいに対応しています。

日本語と英語の由来の対応
星期 日本語の由来 英語の由来
火曜日 火星(Mars) 軍神ティウ(Tiw)
水曜日 水星(Mercury) 主神ウォーデン(Woden)
木曜日 木星(Jupiter) 雷神トール(Thor)
金曜日 金星(Venus) 女神フリッグ(Frigg)

古代ローマでは、火曜日は軍神マルス(火星)の日、木曜日は最高神ユピテル(木星)の日と呼ばれていました。これが北ヨーロッパに伝わったとき、それぞれの神が地元の神話の似た性格の神に置き換えられたのです。

  • 火星の軍神マルス → ゲルマンの軍神ティウ(Tiw)
  • 水星の神メルクリウス → ゲルマンの主神ウォーデン(Woden)
  • 木星の最高神ユピテル → 北欧の雷神トール(Thor)
  • 金星の愛の女神ウェヌス → 女神フリッグ(Frigg)

つまり日本語の「火・水・木・金」と英語の曜日名は、同じ惑星を出発点にして別のルートで名付けられた兄弟のような関係です。この対応を知っておくと、日本語の曜日から英語を思い出す手がかりになります。

なお金曜日は、一般には女神フリッグ(Frigg)に由来するとされますが、フレイヤ(Freyja)との関連を挙げる説明もあります。

Wednesdayのdが読まれない理由

曜日でもっともスペルミスが多いのが Wednesday です。「ウェンズデイ」と発音するのに、なぜ d が入るのか納得できないからでしょう。

これは元の神の名前が Woden(ウォーデン) だったためです。「Woden の日」を意味する古英語の Wodnesdæg が変化して現在の Wednesday になりました。文字の並びは変わったものの、d は発音から消えたあとも綴りに残ったというわけです。

書くときの読み方

Wed・nes・day

「ウェド・ネス・デイ」と区切って覚えると綴りが定着します。ただし話すときは「ウェンズデイ」と発音します。

「ウェド・ネス・デイ」と文字どおりに区切って読んでみると、Wednesday という綴りの理由が実感できます。書けるようになるまでは、この読み方で覚えておくのも一つの手です。

覚えた月名・曜日名を「使える英語」に変えよう

ここまでで月名・曜日名の由来やスペルのポイントを押さえたら、次は実際に口に出して使う練習を取り入れてみましょう。オンライン英会話なら、日付・予定・誕生日など身近な話題の中で、覚えた表現を自然に使う練習ができます。

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4. 英語の月・曜日の覚え方4選

由来がわかったところで、実際に覚えるための方法を4つ紹介します。どれか1つに絞る必要はありません。組み合わせるほど定着します。

1. 歌で覚える

12ヶ月と7曜日は、順番が決まっています。順番があるものはメロディに乗せると、次の単語を思い出す手がかりになります。

英語圏の子ども向けチャンネルには、月と曜日の歌が数多く公開されています。なかでも KidsTV123 の2曲は、テンポがゆっくりで初心者でも一緒に歌えます。

同じチャンネルの曲なので曲調も似ています。月と曜日をセットで覚えたい方は、続けて聴くと効率的です。

歌はお子さんの学習に取り入れやすい方法ですが、大人でも十分に使えます。通勤中や家事の合間に繰り返し聞きながら、口ずさんでみるのがおすすめです。

2. 由来とセットで覚える

この記事の前半で紹介した由来は、そのまま暗記の道具になります。

  • Sunday・Monday は太陽(Sun)と月(Moon)がそのまま入っている
  • Saturday はローマ神話の農耕神 Saturn の日。Saturn は土星の名称でもある
  • 火・水・木・金 は日本語の曜日名と同じ惑星から名付けられている
  • September〜December は語尾が「-ber」で揃っている
  • July・August はローマの人物名なので、神の名前と区別できる

意味のない文字列を19個覚えるのは苦行ですが、理由がわかっている単語は思い出す手がかりが増えます。「木曜日は木星、木星の神はユピテル、北欧ではトール、だから Thursday」という道筋をたどれば、忘れても復元できます。

イベントと結びつけるのも同じ考え方です。10月はハロウィンだから October、12月はクリスマスだから December、4月は新学期でエイプリルフールがあるから April。自分の誕生月から覚え始めるのも効果的です。

3. 単語カードを使う

読み方は覚えたのにスペルが書けない、という場合は単語カードが役立ちます。

表に英語、裏に日本語を書いたカードを作り、「英語→日本語」「日本語→英語」の両方向でめくります。手書きで作れば、カードを作る過程でスペルを書く練習も兼ねられます。

19枚なら30分ほどで作れます。カバンに入れて持ち歩けば、電車の中や待ち時間に何度でも確認できます。スマホの単語アプリを使う方法もあるので、続けやすい形を選びましょう。

4. 実際に会話で使って覚える

歌や由来で覚えた単語を定着させる最後の一手は、声に出して使うことです。読んで理解しただけの単語は会話で出てきませんが、一度でも自分で使った単語は思い出しやすくなります。

そのまま使える短いやりとりを3つ挙げます。

What day is it today? — It's Wednesday.

今日は何曜日ですか? — 水曜日です

When is your birthday? — My birthday is in August.

誕生日はいつですか? — 8月です

What's your favorite month? — I like May.

好きな月は何月ですか? — 5月が好きです

1日1回このやりとりをするだけでも、12ヶ月と7曜日に触れる回数が積み上がります。特に「今日は何曜日か」は毎日変わるので、7つの曜日を1週間で一巡できます。

なお、スペルを覚えるための「ウェド・ネス・デイ」のような区切り読みは、あくまで書くための方法です。話すときは「ウェンズデイ」と正しい発音に切り替えます。

5. 英語の月・曜日の覚え方によくある質問

1月から12月の英語の覚え方は?

歌・由来・単語カードの3つを組み合わせるのが確実です。まず歌で12ヶ月の順番を口が覚えるようにし、次に由来で「なぜこの綴りなのか」を理解します。最後に単語カードでスペルを確認します。

特に効果が大きいのは、September〜December の4ヶ月を「-ber」でひとまとめにすることと、7月 July と8月 August をローマの人物名として区別することです。この2つで7月から12月までの6ヶ月が整理でき、混乱がぐっと減ります。

英語の曜日の簡単な覚え方は?

まず3つを片付けることから始めましょう。 Sunday は太陽(Sun)、Monday は月(Moon)がそのまま入っています。Saturday はローマ神話の農耕神 Saturn の日で、Saturn は土星の名称でもあります。いずれも日本語の「日曜」「月曜」「土曜」と意味が一致しているので迷いません。

残る火・水・木・金の4つは、日本語と同じ惑星から名付けられています。火星の軍神マルスがゲルマンのティウに置き換わって Tuesday、木星のユピテルが雷神トールに置き換わって Thursday という流れです。日本語の曜日から惑星をたどれば、英語を思い出す手がかりになります。

英語の月や曜日はなぜ覚えにくいのですか?

日本語と作り方が根本的に違うからです。日本語は「1月・2月」「月曜・火曜」と規則的に並んでいますが、英語の月名と曜日名はローマ神話の神や古代ローマの数詞、ゲルマン・北欧神話の神といった別々の出典から集まった固有名詞です。規則性がないので、数字の感覚では推測できません。

さらに Wednesday の d のように、発音では聞こえない文字が綴りに残っているものもあります。これも由来をたどると理由がわかります。Wednesday の d は、元になった神の名前 Woden の名残です。

小学生・中学生におすすめの覚え方は?

小学生には歌から始める方法が取り入れやすいです。メロディがあると机に向かう必要がないので、KidsTV123 のような英語圏の子ども向けチャンネルの歌を、家事や食事の時間に流しておく形でも続けられます。月と曜日で別々の曲があるので、両方を流しておくとまとめて触れられます。

中学生でスペルのテスト対策が必要な場合は、由来と単語カードの組み合わせが向いています。「-ber の4兄弟」「Sunday・Monday・Saturday の3つ」のようにグループで整理してから、書いて確認する流れです。丸暗記より思い出す手がかりが増えるので、忘れても復元できます。

6. まとめ

英語の月と曜日を覚えるポイントを整理します。

  • 月名は神や人物の名前と、古代ローマの数詞が由来。9〜12月は語尾が「-ber」で揃う
  • 曜日名は天体とゲルマン・北欧神話の神が由来。Sunday・Monday は太陽と月、Saturday は農耕神 Saturn から
  • 火・水・木・金は、日本語の曜日名と同じ惑星から名付けられている
  • 覚え方は歌・由来・単語カード・会話の4つ。組み合わせるほど定着する
  • Wednesday の d は、元の神の名前 Woden の名残。発音では消えても綴りに残った

19個の単語を意味のない文字列として暗記しようとすると、何度覚えても忘れます。由来を知って「なぜこの形なのか」が納得できれば、思い出す手がかりが増えて記憶に残ります。

そのうえで最後に必要なのは、実際に使う機会です。

覚えた英語は、実際に使って仕上げよう

月名や曜日名は、由来やスペルを理解したあとに会話の中で何度も使うことで、必要なときに自然と出てくる語彙になります。今日覚えた Monday や August を、オンライン英会話でさっそく使ってみましょう。

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